上海

27

7月

上海

中国最大の国際都市として発展を続ける上海

上海市は人口1419万人を超える中国最大の都市です。
発展のきっかけになったのは第二次世界大戦中のことで、欧米の列強や日本の諜報部員が数多く訪れては暗躍をし様々な駆け引きが行われた「魔都」でした。

終戦後の1948年には中華人民共和国が建国され、以後長年にわたり中国の経済発展の先頭となってきました。
急激な経済発展による高度な建造物とともにかつて数多くの外国人が生活をしてきた古い建物も数多く残されており、一つの街の中にたくさんの顔を見ることができます。

中国観光の大人気スポットとして国外からの旅行者も数多く、新しい上海と古き時代の上海の両方を一日で回ることができるツアーなども数多く旅行代理店から企画されています。

大都市上海には各方面に移動ができる「軌道交通」という環状線と中心部から郊外に向かう放射状の路線からなる鉄道網があります。

こちらをしっかり把握できるようにしていくと、一日でかなりの観光名所を回ることもできることでしょう。
上海市内の観光スポットは概ね人民公園から歩いて1時間以内のところにあるので、上手に電車と徒歩のスケジューリングをしていくことが重要です。

電車だけでなくバス網もかなりしっかり整えられています。
ただし交通渋滞や道路工事などで思うような時間配分で移動できないということもありますので、バスで回るのはどちらかというと時間に余裕のある人向けです。

上海市内にある有名観光スポット

上海市内にある観光スポットのうち、最も有名とされているのは5ヶ所です。
順に「外灘(ワイタン)」「豫園(ヨエン)」「南京路(なんきんろ)」「淮海路(わいかいろ)」「浦東(ホトウ)」となります。

「外灘」とは近代上海を象徴する最大の観光スポットで、町並みの中には数多くの構想建造物が存在しています。
この建物の多くは戦時中に欧米列強が租界のために上海を訪れたときに作られたもので、夜間ライトアップをされるとモダンな建築様式がより際立って感じられます。

また上海でも有数のブランドショップや高級レストランといったお店が居並ぶ界隈となっており、富裕層をターゲットにした一流ホテルもこの地域にあります。

「豫園」は反対に歴史的建造物をそのままの形で残す場所として有名で、明清代に作られた庭園や城など中国の歴史文化を感じることができます。

「南京路」は100年以上の歴史がある上海一の繁華街であり、歩行者天国の左右にはずらりとお店やホテル、レストランといった観光客向けのお店が並びます。

「淮海路」は旧フランス租界地として発展した場所で、現在は流行を発信する場所となっています。
「浦東」は現在最も力を入れられている開発地域で、上海環球金融中心という超高層展望台を備えたビルなどがあります。