美容大国でもある中国
中国というと今では経済大国というふうに思いますが、実は美容大国でもあったりします。
GMOグループの行ったアンケート調査によると、美容に関しての中国人の意識は日本に暮らす同年代の女性よりもかなり高いということがわかっています。
たとえば美容に効果があるとされる食品などを購入した経験があるかという質問に対して「現在購入している」と回答した中国人は全体の4割以上となっており、日本人の14%と大きな差がついています。
また毎日の生活の中で何か美容につながるようなことをしていますか?という質問に対しては食生活やスキンケアなどほぼ全ての項目について中国人は日本人よりも大幅に実践しているという回答をしています。
日本人が美容に関して無関心とはいえませんから、そうした自分の体にのしかかってくるトラブルに対し中国人の方がより積極的に立ち向かっていこうという意志があるということなのでしょう。
女性の社会進出と経済発展が背景
そうした美容意識の高さは、中国全体の経済発展と女性の社会進出が関係していると言われます。
中国においては専業主婦は標準的な家族スタイルではなく以前より共働きで外に仕事を持つ女性は当たりまえに存在していました。
またここ近年の急激な経済発展により子供たちも高学歴となって男女問わずどんどん大きな仕事をするために社会進出をしていくようになりました。
外資系企業も多く中国内にあることから女性の活躍の場所も広く、そこで活躍する女性は年齢を重ねても見た目を維持したいと強い願望を持つようになっています。
やや過剰感はあるものの、今後も中国国内における美容製品の需要や使用単価は上昇していくことが予想をされています。