ダックの食べ方はいろいろある
日本人にも身近な中華料理は、そのメニューもバラエティーに富んでいて、選ぶのも楽しく感じられます。
なかでも、高級料理としてのイメージが強い「北京ダック」は、一度は食べてみたい中華料理の一つとも言えるでしょう。
北京ダックは、丸ごとアヒルをローストして、パリパリになった皮部分だけを使用し、キュウリやネギと一緒に、小麦粉で作られた皮で包んでいただきます。
また、ほかにも、「広東ダック」と呼ばれる料理もあり、アヒルの食べ方は一つだけではありません。
チャンスがあったら、ぜひ、いろいろ試してみてください。
四川ダックについて
北京ダックや広東ダックなど、アヒルを用いた料理はいろいろありますが、「四川ダック」もぜひ一度試していただきたいところです。
「樟茶鴨子」は、ジャンチャーヤーズと言います。
特徴は、ジャスミンティーと、くすのきの葉っぱでいぶしているところです。
どんな味がするのか、表現するのがなかなか難しいのですが、独特の香りと味が楽しめるので、チャンスがあったら一度食べてみてください。
燻製が好きな方なら、きっと気に入ってくれることでしょう。
日本でも、四川ダックを食べることができるお店は多数あります。
四川料理の特徴について
マーボー豆腐など辛い料理が多い四川料理ですが、その味の特徴は、たっぷりとスパイスが用いられており、ガツンとくる辛さが楽しめるところです。
担々麺が好きな方も多いと思いますが、こちらも四川料理の一つですし、火鍋もそうです。
どうして辛い料理が多いのかというと、夏は暑く、冬は寒いといった特徴があるため、食で元気に乗り切りたいという理由があるからです。
暑い日に辛い物を食べるとすっきりしますし、寒い日に辛い物を食べると体が温まりますよね。
中国茶でほっと一息
中華料理を食べる際に、いわゆる中国茶を楽しむことも多いと思います。
ジャスミンティーもその一つです。
何とも言えない良い香りが、贅沢な気持ちにさせてくれますよね。
ジャスミンティーは、「茉莉花茶(モーリーホアチャ)」や「香片(シャンピエン)」と呼ばれます。
また、烏龍茶も人気がありますが、こちらも種類が豊富にあります。
高級品になると、かなり価格も高くなりますが、おいしい烏龍茶を一度飲んでしまうと、また飲みたくなってしまいます。
花のような香りする文山包種茶や、すっきりとした味わいの「鉄観音」、甘酸っぱい独特の香りがする「東方美人」など、一度烏龍茶に出会うと、どんどんいろいろな味を試したくなるから不思議です。
日本茶もおいしいですが、たまには中国茶で優雅な時間を過ごしてみるのもおすすめです。
かわいい茶器を用意すれば、とっておきの素敵な時間が楽しめることでしょう。