日本の中秋の名月と中国の中秋節は?
中秋節というものがありますが、中国の文化は知らないという人も多いです。
中国と日本の文化は異なっている点も多いですし、知っておくとより効果的に中国の歴史にふれることもできるのです。
10月4日は中秋の名月ですが、中国では中秋節と言います。
中秋の名月では、お月見をするのが大きな特徴です。
中国は中秋節の伝統行事として観月の宴会とかお祝いをするのです。
秋の夜長を楽しむ行事は十五夜の月です。
十五夜の月は、この中秋の名月です。
十五夜は満月が相場ですが、満月になるときとならない時もあります。
月の満ち欠けは1日単位でされないので、満月になるときとならない時もあるので注意です。
たとえば、2017年は中秋の名月が10月4日でした。
満月になるのは10月6日と2日後です。
2019年は日が異なり、9月13日が中秋の名月です。
満月になるのは、9月14日と次の日ですし、満月になるのはその行事のあるあとが多いです。
ちなみに中秋の名月の由来は、稲の豊作を祈るお祭りとかイモ類の収穫祭といった説があります。
中国では古くから月を観て楽しむ、という行事がある様子。
平安時代に日本に伝来してきたのが、この中秋の名月と言われています。
中秋節の歴史
中国の中秋節ですが、旧暦の8月15日にあります。
新暦の9月と10月頃です。
2017年は中秋節が新暦の10月4日にありました。
中秋節になると、家に帰る人々が多く家族で団らんを囲むのが大きな特徴です。
中秋節を祝う習慣は3000年あまりの歴史もあります。
古代の月祭からさかのぼるほど、長い歴史もあります。
中秋節というのは、日本の月見と同じです。
月祭とか月餅もあります。
月餅を食べながら月見をする風俗もあるのです。
地方によっては、月を祀るというかぼちゃとかたにしを食べるところもあります。
中秋節には、親友が互いに月餅を送るということも中国では流行っています。
お互いに祝福の意を表すのが特徴です。
中秋節の物語にはうさぎの薬作りというものがあります。
中国の言い伝えでは、3人の神仙がみずぼらしい老人に姿を変えてきつねとさる、うさぎに食べ物をこうというものです。
中秋節の歴史は、伝統的な祝日にあります。
主に月に関わりがある行事なので、月の祭りとか月の夕と言われています。
中国の広い地域では、月餅ににた団らんを象徴する焼きパンを作る風習もあります。
団らん節にまつわる記載が表れたのは明代でした。
焼きパンは中身が砂糖とかゴマ、金木犀の花とか野菜です。
外かわは月とか桂、うさぎといった図案が押されているのが大きな特徴です。
家族の年長者は人数によって焼きパンを分けてみんなが食べられるようにします。