年齢の数え方

中国の文化について

中国と日本とでは、文化の違いがたくさんあります。
日本では、何を伝える時、ぼんやりとした表現でやり取りすることが多いかもしれません。
それが、「はい」であっても、「いいえ」であっても、はっきりと伝えるのを避けて、やんわりと表現し、相手に思いをくみ取ってもらうといったやり方が少なくありません。
そのため、このぶんやりとしたやりとりが苦手な方は、場合によっては空気が読めないなどと認識されてしまうこともあります。

中国では、こういったぶんやりとした伝え方はほとんどありません。
それが、はいであってもいいえであっても、はっきりと伝えるため、認識を間違ってしまうことはあまりないと言って良いでしょう。

むしろ、はっきりしているので、相手の気持ちを慎重に読み取るなどの苦労をしなくて良いといった良さもあります。
もちろん、はっきりと意思を伝えたり伝えられたりすることに、マイナスなイメージを持たれるような心配もありません。

中国では数え年をもちいる

中国と日本の違いの一つに、年齢の数え方が挙げられます。
中国では、生まれた時に1歳と数えるのです。
これは、赤ちゃんがこの世に誕生していなくても、すでにお母さんのおなかの中でおよそ1年生きていると認識されていることが理由です。

日本では、生まれた時に0歳として年齢を重ねていくため、そこの違いも理解しておくほうが良いでしょう。
たとえば、日本人が30歳と答えるのと、中国の方が31歳と答えるのは同じということです。

また、日本で初めて誕生日を迎えるのは、生まれてから一年後、1歳になった日です。
中国で初めて誕生日を迎えるのは、誕生した日がすでに1歳であるため、2歳になった日ということです。

中国の誕生日について

中国でも、誕生日にバースデーケーキなどを食べる方が増えてきています。
また、誕生にプレゼントを用意する方も多いです。

しかしながら、誕生日は、西暦で登録することも旧暦で登録することも可能であるため、個人差があります。
誕生日に違いがあるのも、日本と中国の文化の違いです。

長寿麺とは?

また、バースデーケーキなど西洋の文化が取り入れられているほか、中国の文化ももちろん健在であり、「長寿麺」と呼ばれる長い麺を味わう習慣もあります。
長寿麺は、ほかに「寿麺」と呼ばれることもあります。
これは、およそ50メートルもある長い1本の麺になっているのが特徴です。
作る時は、包丁などできるのではなく、指で細長く伸ばしながらゆでていくのが一般的なのだそうです。

日本でもいろいろな麵料理が存在していますが、ここまで長い麺が提供される料理は、恐らくありません。
中国では、こういった長い麺を食べながら、長寿を願い誕生日をお祝いするのだそうです。