中国の物価について

中国の物価は毎年上昇傾向

中国の発展のスピートは猛烈に早く、物価もそれに合わせてどんどん上昇しています。
ただし、中国は広大な面積を持つ国なので場所によって物価が異なります。
基本的に沿岸部は物価が高い地域で、内陸部は物価が安いというのが一般的です。
特に上海や北京の物価は日本の東京並、またはそれ以上とも言われていますので、旅行に行く際はそれなりにお金と心の準備が必要です。

比較的安いと言われているのは香港の隣にある深セン、そのまた西の広州ですが、どんどん変化していますので一概には言えません。
日本と比べると安い物が多い中国ですが、中国では関税の関係で輸入品が相当高くなります。
中国産の物は安いので、その差がはっきり出るのが特徴です。

季節によって物価が異なる

中国では年間を通してドーンと物価が高くなる時期があります。
旧正月の春節と10月の国慶節など大きな休みがある前には稼ぎ時ということで通常時よりも明らかに高くなります。
特に旅行をする際には要注意で、ホテルや観光地の入場料などもピークになりますのでチェックしましょう。

連休の時期は海外の旅行者も多いので、いつもの倍も値上がりすることも珍しくありません。
その時期に旅行を計画するのであれば、個人よりもパックツアーがおすすめです。
季節でみると、秋頃の物価がもっとも高く、冬になると最安値になる傾向があるようです。

ホテルに関して言えば、オフシーズンを狙っていくと、三ツ星以上のグレードのホテルでも安く泊まれる可能性があります。
逆にオンシーズンは2倍にも3倍にも上昇しますので、こまめに料金比較しながらホテル予約をした方が無難です。
オンシーズンは4~10月で、オフシーズンは11~3月になりますが、中国は広いので季節も異なり、例えば海南省では冬がオンシーズンになりますので注意してください。

中国の交通費事情

基本的に中国の交通費は日本より安く設定されています。
バスの路線が数多く運行されていますので、電車や地下鉄よりも便利で安く利用できます。
長距離バス、市内バスなど中国各地へ行けますし、市内移動くらいなら交通費は2元くらいです。

タクシーはぼったくりも多く、特に日本人観光客は言葉も通じないのでカモにされやすいので注意しましょう。
白タクも非正規なのでトラブルも多いので、旅行者は避けた方が無難です。

そのタクシーですが、日本よりはかなり安く、基本はメーター制、初乗りが10~15元なので相当お安いです。
もちろん地域によって多少差がありますが、初乗りは3kmほどで、それ以降は1kmごとに2元程度が加算されていく仕組みです。
なお、タクシー代にはガソリン代がプラスされることもありますので、利用される場合はメーターに出た値段プラス1~3元程度と計算するとよいでしょう。

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