辛い物が食べたいときってどんなとき?
もともと辛い物が好きな方は、日頃から好んで辛い料理を食べているかもしれません。
しかしながら、日頃はあまり辛い物を食べる習慣がなくても、無性に辛さを求める時がありませんか?
ふだんあまり食べない方が、辛いものを食べたいと思う場合、ストレスが溜まっていることもあるのだそうです。
たしかに、嫌なことが続いたときなど、辛いカレーやラーメンに挑戦したくなることもありますよね。
でも、辛さにあまり慣れていない方は、辛い料理を食べる場合も、ほどほどの辛さにしておいたほうが良いかもしれません。
様子を見ながら楽しむのがおすすめです。
傷心涼粉てどんな料理?
中国語が分からない方でも、この料理の名前を目にすると、何となくイメージがつくのではないでしょうか。
傷心とあるので、悲しい料理や悲しい時におすすめの料理などの想像をする方もいるかもしれません。
「傷心涼粉」(シャンシンリィァンフェン)は、涙を流しながら食べるほど辛い料理で、食べている様子は、まるで悲しんでいるように見えます。
確かに、辛い物を食べると、汗がたくさん出ることが多いですが、涙が出るまで辛いものは、そう多くはないかもしれません。
傷心涼粉は、そんな特別な料理の一つで、観光客など多くの方がチャレンジするのですが、最後まで食べきれる方はあまりいないのだそうです。
でも、おいしいので、また食べたくなってしまうという不思議な料理です。
唐辛子と花椒がたっぷり入ったソースを、麺に混ぜます。
麺は、日本のように細長いものではなく、太くて短くなっています。
辛くて、一般的なラーメンのようにすすって食べるのが難しいから短いのだろうかと思うのですが、実際の理由は分かりません。
挑戦するときは、少しずつ試すことをおすすめします。
花椒ってなに?
四川料理に限らず、中華料理には花椒が使用されているものがたくさんあります。
花椒は、ホアジャオと呼びます。
3ミリ程度の小さな赤い実を干して乾燥させたもので、ピリピリした辛さとフルーティーな香りが特徴となっています。
日本には、うなぎなどに使用される山椒がありますが、これとは異なるものです。
山椒は、あまり辛みはなく、独特の香りを付けるために使用されることが多いようです。
そのため、山椒の感覚で花椒を食してしまうと、驚く方も多いと思います。
日本でも花椒を購入することができるので、挑戦してみてはいかがでしょうか。
辛いスープはいかがですか?
傷心涼粉は、非常に辛い料理であるため、万人向けとは言えないかもしれません。
もし、ほどよく辛みを抑えた料理を楽しみたいなら、日本でもおなじみの酸辣湯はいかがでしょうか。
辛みと酸味が絶妙で、疲れを感じる時などもおすすめです。
ただし、やはり四川料理なので、日本でよく口にしている酸辣湯よりも辛みは強めです。