20
1月
パンダ繁殖センター
絶滅危惧種の養殖センター
成都ジャイアントパンダ繁殖センターは、パンダ養殖センターという名目になっており、絶滅が心配されているパンダを育成している場所です。
しかしセンターはパンダのみならず、鶴やコウノトリやクジャクや白鳥などの動物も飼育しており、パンダとしてはジャイアントパンダやレッサーパンダがいます。
緑豊かで空気が綺麗な大自然の中のセンターは、人工物の飼育場もありますがそれらと調和しており、動物たちがのんびりと生活しています。
パンダなどの飼育のための施設はもちろん揃っており、飼育室から治療室に研究室といくつかの建物があります。
パンダ用の食料として、竹や灌木も植えられています。
この設備では人工飼育して、野外で暮らす訓練を行ったとは、大自然に返すことを最終的な目標としています。
このような活動によって、パンダの個体数を増やして絶滅を防ごうとしているのです。
観光として訪れることは出来ますが、いくつか注意があります。
パンダは内向的な性格のために、ガイドはマイクを使わず説明し、観光客も声を抑えるようにしなければいけません。
視力の弱い生き物なので、写真を撮るときはフラッシュを焚かないようにしましょう。
小さな赤ん坊のパンダも何匹もおり、間近で見るととてもかわいいでしょう。
しかしながらどの動物でもかわいいと思っても勝手にエサをあげることはしないようにします。
使者として
パンダは昔から友好の使者として、世界各地に送られました。
日本にも送られた時期があり、上野動物園に来ることとなった時は、ニュースでも大々的に取り上げられました。
唐の時代にも日本にパンダを送ったことがあります。
しかし現在は外国にパンダを送ることは禁止されており、レンタル方式でしか海外へは送りません。
日本の上野動物園にいるパンダもレンタルされており、一定期間が過ぎると返却しないといけません。
日本はパンダ好きな国民と言われており、パンダが日本に来たときは多くの人が空港で出迎えました。
ただし狭い場所で飼われると運動不足となり、荒っぽい性格となり、時には自分を傷つけることもあります。
日本の動物園にはパンダはいますが、今後も飼育されるパンダはレンタルとなり、いつかは中国に帰っていきます。
センターのパンダは広々としたところで、スタッフに真心込めて飼育されており、のんびりとして毛もツヤツヤです。
パンダ以外の動物でも、観光客を怖がることはありません。
パンダは将来的に野生の中で生活できるようにしないといけないので、そのための準備設備はとてもお金がかかります。
飼育する資金は観光収入も僅かにありますが、それ以外は寄付や公益金が大部分を占めています。