紫禁城

21

12月

紫禁城

皇帝の居城

紫禁城は1420年に完成し、それ以来500年あまり24人の皇帝の居城として使われてきました。
現在ではすべてを博物館としており、故宮と言われています。
総面積は72平方メートルであり、部屋数は9,000以上あり、天安門や神武門などと繋がっています。

内部は外朝と内廷があり、外朝は公式行事などが行われたところであり、内廷は日常生活が営まれる場所であり、寝室などもあります。
北京に訪れるなら是非とも見ておきたい場所であり、内部には珍しい文化財がいくつも展示されています。

入場に関して

2011年からは故宮は南の牛門から入って北の神武門から出るという一方通行になりました。
北からは入場チケットは購入できません。
灰皿は中にはなく、全面禁煙となっており、喫煙者は警察に掴まることもあるので、注意しましょう。

2015年からは1日8万人の入場制限を設けるようになり、入場券は実名制となっています。
あまりに混雑していたために、その状況での被害を抑えるための措置になっており、パスポートがないと入場券は買えません。
混雑しているときは直接行っても入場できない場合がありますので、故宮ホームページから事前予約すると良いです。

内部観光に関して

もしも故宮を観光する場合は、音声ガイドがとても便利です。
40元で入場時に機械を借りることが出来、出るときに返却します。
中国語版はもちろんのこと、英語の他に日本語版もあります。
音声ガイドの機械自体が電子マップになっているので、現在見ている場所を知ることもできとても便利です。

故宮内は16のエリアになっており、そのうち4つのエリアは非公開ですが、将来的には見学できるエリアを広げる予定です。
現在は12のエリアが見学でき、入り口と出口の牛門と神武門の他にも色々と見所はあります。

・珍宝館
仏教用具や日用器具や芸術品が展示されている場所です。
精巧な設計と最高の技術者によって作られたこれらの品々は、当時の最高水準の技術を集めて作られました。

・時計館
イギリスやフランスやスイスなど、皇帝の意志の元で作られ私用されました。
広州などで清算された時計は、貢ぎ物として献上され、それらも展示されており、世界各地の当時の時計を見ることが出来ます。

・太和殿
明の時代に建造され、秦の時代に再建されました。
現在見ることの出来るのは、秦の時代に再建された部分がほとんどです。
故宮の中では一番大きい宮殿であり、そのスケールに圧倒されることでしょう。

・御花園区
故宮の一番北に位置する花園であり、皇帝達が自然を愛でた場所でもあります。
自然多き場所であり、その中にも宮殿などもあり見所も沢山ある場所です。

故宮の北には南北300メートルの赤い壁があり、ラストエンペラーが遊んだ場所とも言われており、ここもおすすめの見所です。