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7月
秦始皇帝陵及び兵馬俑坑の特徴と魅力
中国を代表する世界遺産の一つ
中国国内には47か所の政界遺産が有ります。有名なところで言えば万里の長城などが挙げられますが、今回紹介する秦始皇帝陵及び兵馬俑坑は、圧倒される迫力を味わえると昔から人気のあるスポットです。
西安市内から車で1時間圏内の位置にあるためアクセスもしやすく今でも世界中の方がここを訪れています。
秦始皇帝陵を守っている兵馬俑坑は、発見される1974年までおよそ2000年の歳月を経ています。一度も誰の目にも止まることなく埋まったままでしたが状態も奇跡と言われるほど綺麗で、何よりもその数に圧倒されます。
秦の始皇帝陵
秦の第一代皇帝である始皇帝は紀元前210年に亡くなったとされています。自分が公邸になった時から墓を作らせて、延べ70万人の人員を使い立派なものを立てました。現代に至るまでその姿を見ることが出来て、一つの大きな観光名所として知られています。
周囲が約6キロ、高さ15メートルとスケールの違いを見せつけており、いかにその時代の権力が大きかったかが伺えます。
兵馬俑博物館からシャトルバス程で5分到着し、公園として整備されている現代では記念碑越しの山として確認することが出来ます。
眼下に並ぶ6000体以上の歩兵
秦の始皇帝陵を見た後は、兵馬俑の数に圧倒されてください。陵を守る副葬品として作られた膨大の数の兵士の像は、それぞれの高さが約1.8メートルあり、人間のほかに馬や戦車なども有ります。主に焼き物で作られていますが、中には木製の物や着物をまとった物まで存在するようです。
長さ230メートル、幅62メートルの広い敷地に所狭しと並べられた像の数々は、見ているだけで圧倒されます。
一号坑の中だけでも約6000体以上存在し、それぞれ違う表情を持ちバラエティーに富んだラインナップは当時の芸術のレベルの高さと始皇帝の権力の大きさを伺えます。
見どころは一号坑だけじゃない
兵馬俑博物館は、全部で3つの部屋に区切られています。観光の案内などでよく目にする兵士がたくさん並んでいる画像は一号坑の物です。二号坑に行くと数は減りますがそれでも1000体ぐらいの兵士が存在し、こちらも迫力満点です。
戦車兵、騎兵、歩兵、弓弩兵の武将がそれぞれガラスケースに入れられ、当時の布陣を想像させます。
三号坑は58体と規模にしてはそこまで大きくありませんが、この地下軍の司令部とされており、歴史的にも貴重な遺跡として、その魅力を存分に味わうことが出来ます。
中国に旅行をする際に眺めるガイドには必ず掲載される兵馬俑ですが、写真では伝わり切らない迫力は是非生で見て体感してください。中国という国の持つ伝統技術やスケールの大きさに驚くこと間違いなしです。