18
5月
Xiaomi(小米)
会社について
シャオミという企業は日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、スマートフォンメーカーとして、創業4年目には世界3位の地位を築きました。
企業としては2010年にレイ・ジュン氏が設立し、設立間もない企業ですが、その進出力は目を見張る物があります。
スマートフォンの売上高は2014年には前年の2.4倍にもなり、驚異的に売り上げを伸ばしており、今後はスマートフォンのみならず、家電やテレビやネットコンテンツにまで乗り出す予定となっています。
面白いのはCEOの彼が徹底的にスティーブ・ジョブスを意識していることであり、会見などで登壇するときは、いつも黒いシャツにジーンズというそっくりの姿で登場します。
製品発表会ではジョブスのやり方を全て真似して模倣し、如何に彼がアップルを意識しているかが伺えます。
スマートフォンの販売方法も、アップルを意識し、基本的に1年で1機種しか販売せず、ネット販売のみとしています。
宣伝は広告費は一切使用せず。SNSなどの口コミを利用し、ファンクラブを設立しその会員から改善点や要望を募集しています。
そのアップルを徹底的に意識した路線は今後も続くとされており、まずはAppleTVを模倣したネットコンテンツ業界に繰り出していく予定となっています。
今後は海外のメディアなどを買収していくようです。
会社設立から数年で一気にスマートフォンメーカーとしての地位を築いたシャオミは、この調子でいけばネットコンテンツ業界にも躍進的に繰り出していくかもしれません。
事業について
シャオミの事業としてはスマートフォン販売であり、製品としては腫瘍も出るのMiシリーズ、廉価版モデルのRedmi 1Sなどを販売していますが、それほど機種数は多くはありません。
それは徹底して顧客の要望や改善希望を取り入れて製品を開発するために、年に1機種しか開発しないためです。
そしてシャオミのスマートフォンの特徴としては、低価格でありながら高機能であると言うことであり、サムスンやアップルなどのスマートフォンと同じぐらいのスペックでありながら、価格は遙かに安いです。
通常は低価格での販売となると、販売利益が薄くなり、利益を出していくのが難しく、低価格販売のスマートフォンメーカーはどこも苦戦しています。
しかしシャオミでは低価格でありながら、大きな利益を獲得しており、この秘密にはSNSやファンクラブなどのユーザー向けサービスを充実させており、そこから収益を得ています。
このような形で収益を得ているのは、シャオミがユーザーの意見を忠実に製品開発に反映させており、その結果として、ファンとなるユーザー層を築いているためです。