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3月
Lenovo(联想集团)
中国を代表するIT企業
Lenovoと言えば、日本でもおなじみのパソコンメーカーです。
日本国内で購入されているパソコンシェアにおいては、2016年時点でNECレノボ・グループがトップとなっており全体の約24%を占めます。
Lenovoという会社ができたのは1984年のことで、もとは「New Technology Developer Inc.」という名称の企業として設立されました。
当初は中国科学院計算機研究所というところから11名のコンピューターサイエンスの専門家が派遣されて事業を担っており、中国国内でIBM製品とASTリサーチ製品の販売を中心に独自研究も同時に行っていました。
転機となったのは1987年で、DOSで中国語を扱うための拡張カードである「Legend Chinese-character card」を発売します。
この拡張カードが大ヒット商品になったことで1988年に香港に「Legend Hong Kong」という企業が設立されます。
さらに翌1989年には北京に「Beijing Legend Computer Group Co.」という同じLegendグループが設立され、「Legend 1+1」という独自ブランドを開発していくことになります。
独自ブランドによるPC製品が販売されるようになったのは1992年からで、その後4年をかけて中国国内でのパソコンシェア1位となります。
IBMのPC部門を買収し世界的なメーカーへ
それまで「Legend」というグループ名で活動してきた社名を、2004年3月より「Lenovo」に変更します。
もともとのグループ名の「Le」と、ラテン語の「novo(新しい)」という単語を組み合わせたのが語源です。
この2004年はアテネ・オリンピックが開催された年でしたが、Lenovoは国際オリンピック委員会のワールドワイドパートナーとなっています。
2005年にはもともと中国で販売をしていたIBMのPC部門を買収し、さらにヨーロッパ地域の中堅PCメーカーであった「Packard Bell」という会社も買収します。
それから世界的にPCシェアを獲得するためのグローバル活動に乗り出してゆき、IBMからそのまま引き継いだ法人向けのPC市場を維持しつつ一般向けの製品も数多く製造するという路線をとっていきます。
もともとIBMのPCは独自技術の高さで世界的に評価をされてきたので、そこにLenovoのマーケティングを加えることで新たなPCブランドとしての地位を獲得することができました。
複数の国の企業を買収したLenovo内部の従業員は多様化が進んでおり、出身国や人種の幅の広さで知られています。