中国南方航空

18

5月

中国南方航空

中国の玄関口

中国南方航空は、中国南部にある広州をはじめ、北京や重慶をハブ空港として展開している国内最大の航空会社です。チャイナサザンと呼ばれており、国内線だけでなく海外への発着も非常に多く飛んでおり、アジア地域でももっとも有名な航空会社の一つとして認識されています。
所有している飛行機の尾翼にある赤いロゴマークは東南アジアにあるカポックの木をモチーフにしています。
1990年代初頭に創立され、日本との行き来は大阪、東京、札幌など主要な空港と繋がっているため観光客も多く利用しており、年間利用者数は年々増加傾向にあります。

サービス面について

創立当初、エアバスの数種類を購入し運用していましたが、ボーイング社製の期待も並行して使用するようになり、運搬人数の向上及び機内サービスの充実を目指してきました。
ゆとりあるスペースと機内食の充実さが好評で長時間の空の旅でも疲れないように工夫が施されています。
広州の空港でもオーバーナイトの乗客には無料でホテルを貸してくれるなど、行き届いたサービスも有り、格安チケットで購入する客層からも評判がいい航空会社です。

マイレージプログラムなど

スカイパールクラブというものが存在し、マイレージを溜めることで様々なサービスを受けることが出来ます。飛行機の乗り降りだけではなくホテルの宿泊や銀行窓口、通信などでも入手することが出来、生活のあらゆる場面で貯められるので旅行の際などに利用すると充実した時間が過ごせると好評です。
元々スカイチームの商品でしたが、2018年に脱退後も加盟各店との連携は継続されているため、現在でも利用できます。
更にアメリカン航空や四川航空とも連携しているので、そちらの路線に乗った際でもマイレージを溜めることが可能です。

現在の状況

2017年にアメリカン航空から、2019年にカタール航空からと立て続けにワンワールドの出資を受けており、スカイチームを脱退した後ワンワールドに加盟すると見られています。
脱退した後もスカイチームの加盟会社やマイレージサービスの継続など密接なつながりはキープしながらも新しい展開を見越して様々な企業と提携を繰り返しています。
今後も国内だけでなく海外路線の拡大を図っていく計画であり、その一環として日本とは密接な関係にあります。主に1995年から日本への乗り入れを実行してきましたが当初のコードシェアを行ったJASとではなく、現在はJALとのコードシェアへ移行されています。
世界の数ある航空会社の中でも一番大きな国に属する中国南方航空は、今後も世界と中国をつなぐ玄関口としてその技術やサービスを如何なく発揮していく事でしょう。世の中にはなくてはならない企業になることは間違いなさそうです。