拙政園

26

2月

拙政園

中国四大庭園「拙政園」

拙政園(せっせいえん)とは、上海からだと高速鉄道利用で約30分ほどの距離にある蘇州にある人気の観光スポットです。
拙政園の歴史は古く、1510年頃明の時代に役人を退いて故郷に戻った王献臣によって造られたという500年以上の歴史がある庭園です。
中国にある他の9つの庭園とともに「蘇州古典園林」として世界文化遺産に登録されています。

その中でも拙政園は、同じく蘇州にある留園、北京の頤和園(いわえん)、承徳の避暑山荘と並んで中国四大庭園の1つと称されるほどの名園です。
中国国内をはじめ、世界中の観光客で賑わう人気のスポットとなっています。

拙政園の魅力はその美しさ

拙政園の魅力は、約5万平方メートルもある広い敷地面積の中に、面積の7割を占める大小の池、堀があり、その周りには回廊や建物、橋、近くの太湖から運んだ奇石、さらに花や木などを配し、人工物と自然物が見事に融和し芸術作品と化している点でしょう。
特に、初夏~夏の時期には蓮の花が見事で、広大な面積を持つ池一面を覆い、蘇州一とも言われるその美しい蓮の景色を眺めに、毎年多くの観光客が訪れます。

庭にはたくさんの楼閣も建てられており、美しい景色の一部であるとともに休憩所としても利用されており、それも今も昔も変わらぬ1つの楽しみ方のようです。
趣のある楼閣に腰を掛け、庭園の眺めをゆっくり楽しむ贅沢な時間を堪能できます。

事前予約はマスト

拙政園の入場料は時期によって異なり、2019年7月の時点ではオンシーズンの4~5月と7~10月は88元、それ以外のオフシーズンは70元です。
ただし、混雑を避けるために事前予約が必須となったため、インターネットから時間指定入場券を購入しなければいけません。
当日現地に行ってもチケットは販売していませんので要注意です。

入場券は7日前から購入可能で、「苏州园林」のサイトまたは中国の旅行サイトなどを利用します。
ただし中国の電子マネー決済で、中国の携帯電話番号が必要となるため、難しい場合は日本の旅行会社や現地の友人に相談されるとよいでしょう。

拙政園へのアクセス方法

拙政園へは地下鉄とバスが利用できますので、アクセスに非常に便利です。
地下鉄なら高速鉄道蘇州駅から1駅、地下鉄4号線の北寺塔駅になります。
路線バスを利用する場合は、游1、游2、游5、202路バスで蘇州博物館(拙政園/獅子林)のバス停で降りましょう。

おすすめのアクセス方法は「苏州好行」という赤いバスです。
このバスは蘇州の観光スポットまで直通ルートでアクセスできますので大変便利です。
公式サイトがありますので、路線図や発車時間、乗車料金などを必ず確認しておくと安心です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です