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3月
高まる中国企業の影響力
中国の影響力
世界の工場として発展してきた中国は、各国の企業がそこに工場を建てて、製品を生産しており、中国の影響力は無視できず世界に影響を与えるまでの国となってきました。
中国企業として有名なのがアリババやシャオミであり、中国13億人の購買力は無視できないものです。
それを目当てに企業を進出される国も多いです。
中国は資源も豊富であり、石油や石炭などの資源があり、近年の急激な経済成長によって、国内だけの資源ではまかなえなくなってきており、アフリカや東南アジアなどに経済援助とインフラ援助などを行い、関係強化を図っています。
このためにアフリカや東南アジアでの中国の影響力は増しておりますが、欧州や東南アジア諸国との摩擦も生まれています。
中国が影響力があると中国共産党機関誌でも大々的に報じられています。
外貨準備高が3.4兆ドルとなり世界大国の一員であり、世界経済には50%もの貢献をしたと語っています。
10年前はヨーロッパでほとんど知られていない中国企業も、いまやアリババや百度などが有名企業として知られています。
最近ではシャオミのスマートフォンが、中国では順調に売り上げを伸ばしており、サムスンやアップルに変わるスマートフォンとして使われることが多くなっています。
世界経済への懸念
中国経済は今や世界への影響力は大きく、中国が発展すれば世界経済も上向きになっていき、逆に衰退すれば下向きになるという影響があります。
2015年までは中国を世界経済のエンジンとして各国が発達してきましたが、その影響も同年に崩れ落ちてしまいます。
2015年6月には中国株価が暴落し、政府は買い支えようとしますが、それが不発に終わり株価は暴落していきます。
そして中国では不動産バブルの崩壊や、天津の爆発などがあり、このところは悪いことが続いています。
国内ではPM2.5が蔓延し、生活環境は良くありません。
特に上海総合指数を見ると3,000ポイントを下回っており、この影響が世界各国へ株価や通貨へ与えています。
2016年1月には世界の株価も通貨も大暴落を引き起こしており、中国経済が下向きになると世界への悪い影響も大きいです。
すでに世界の工場としては、中国は発展しすぎて工場を作るにしても人件費も上がってきており、他の東南アジアへ工場を移転する企業も出てきます。
中国の世界への影響は大きいですが、今後は近年よりも影響力が徐々に弱まっていくかもしれません。
今や世界は成長エンジンとしての国を模索している状態であり、それはすぐには見つからないので、2016年から続く低迷した世界経済の中で、次の成長エンジンとなる国を探しながら、中国と付き合っていくこととなるでしょう。