開平楼閣の村落の特徴と魅力

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6月

開平楼閣の村落の特徴と魅力

中国は多民族国家

中国は、数多くの民族が暮らしている国です。
その中で一番多いのが漢民族で、中国人の多くを漢民族が占めています。
このほかに、チョワン族やホイ族、満州族などさまざまな民族がいます。

また、私たちが中国語と聞いてすぐに思い浮かぶ言葉は、「北京語」と呼ばれているもので、これが現在中国の標準語とされています。
しかしながら、広大な面積を持つ中国では、ほかにもさまざまな言葉が使用されています。
広東省で使用されている「広東語」や、「上海語」、「四川語」などいろいろあり、よく耳にしている北京語とはかなり違いがあるようです。
とはいえ、やはり標準語は北京語なので、これから中国語を勉強される方は、まずは北京語から開始するのが良いかもしれません。

いろいろな意味で個性的且つ特徴的な開平楼閣の村落

田んぼのなかに、独特のデザインの建物が複数見えます。
それは、中国の伝統的な建物というよりも、西洋テイストを感じさせるような建物です。
中国と西洋の雰囲気が織り交ざった個性的な建物が見られるだけでなく、それが田んぼのなかにあるところが、このスポットの見どころの一つだと言えるでしょう。

「開平楼閣の村落」は、広東省の開平にあります。
ゴールドラッシュのさいに、海外で働いていた華僑たちによって建設されたのがこちらの楼閣です。
現在も多数残っており、その数は1833棟と言われています。

どうして現在のような高さのある建物になったのかというと、水の被害に合うリスクが高かったことと、盗賊たちに襲われる危険があったためです。
高さがあれば、水害に合う可能性が下がるほか、盗賊が近くに来たさいに見つけやすいと言ったメリットがありました。

なかには、建物のなかに入って見学ができるところもあるので、興味がある方は是非足を運んでみてください。
ツアーもあるので、こちらに参加して楽しむのも良いでしょう。

赤坎古鎮

とくにおすすめしたいスポットがいくつかあるのですが、「赤坎古鎮」もその一つです。
川沿いにずらりと並んだ建物の様子が、まるで西洋な雰囲気を感じさせています。
開平市の中心から、バスでおよそ30分と近いので、ぜひ足を運んでみてください。
ゆっくりと、その場の雰囲気を楽しみながら、歩いてみてはいかがでしょうか。

英語は通じるのか?

海外旅行が好きな方は、英語でやり取りしてきたことも多いでしょう。
中国でも、観光地などでは英語でやりとりができるところも多いです。
また、若い方であれば、流ちょうな英語を話す方も少なくありません。

しかしながら、すべての方と英語で話せるわけではありませんので、注意が必要です。
可能であれば、簡単な中国語のフレーズを覚えてから旅行に行くほうが安心且つ、楽しい旅ができるでしょう。