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11月
婦女節
女性のための一日
世界には様々な記念日や祝日が有ります。中でも、国際女性デーというのは、世界中にいる女性たちに感謝と労いを持つ日として知られています。
それが中国国内では婦女と呼ばれており、中国独自の一日の過ごし方が有ります。
毎年3月8日が国際女性デーという設定がされています。それに合わせて中国国内で働くほとんどの女性が半休になります。
日本でも名維持時代から制定されていますが、そもそも祝日設定がされていないためほかの国ほど知名度がない一日です。
中国では国連が制定するより以前の1949年に中央人民政務院が婦女節をつくりました。
尚、中国では婦女というのは成人女性を指す言葉であり、14歳以上を指します。それ以下は児童とされています。
女性の立場をもっと考える一日
婦女というと、どことなく家に仕えたりする立場の事を連想しがちですが、成人の女性を指すこの言葉の意味をもっと理解してもらうように女神や女王節といった呼び方もされています。
女性の地位を向上させて、いつまでも輝いていたい意識を持たせることで皆が生き生きとした社会が成り立つと考えられています。
また、3月7日を女子大生の日とされる女性節と設定し、記念日として過ごすカップルも増加しているようです。
商業的にもこの記念日の前後には盛り上がることが多く、ここを狙って限定商品のリリースなどを計画している企業もたくさんあります。
一年の中で女性が一番特別視される日は、中国国内にとっても大切な一日となっています。
日本のひな祭りとの違い
日本には女の子の節句としてひな祭りが存在します。女性に注目するという意味では似たような部分が有りますが、ひな祭りに関しては厄や災害から身を守るためのおまじない的な意味合いが強く、政治的な意味を持って行っている婦女節とは少しニュアンスが違います。
もちろん日本のひな祭りにはそういった意味合いがありませんし、当然ながら中国にはらひな人形やごちそうを食べたりするという文化は有りません。日本で国際女性デーの盛り上がりがないのは、近い日程でひな祭りがあるからと考えられています。
婦女節も年々呼び名を変えてターゲットの幅を広げようとしており、イベントの多様化が進んできています。
国を挙げての一大イベントの内容とは
婦女節は、国内の様々な女性に感謝する日とされています。一般的な労働者だけではなく、専門家までもが半休になるのは、各地でイベントが開催されておりそれに参加するための時間を与える為です。
中国の発展のために目覚ましい活躍をした人は表彰されますし、国連より先に制定してこの日の重要性を認識してきた中国ならではのイベントがたくさん催されています。