児童節

25

1月

児童節

世界の子供を守るために制定された祝日

毎年6月1日は国際児童節とされています。遡ること1941年に国際民主女性連合会が世界中の児童の権利を保障し、帝国主義者による児童の虐殺を阻止するためにモスクワで行われた執行委員会にて祝日と決めたのが始まりです。
中国国内での制定は、8年後の1949年の8月に児童節として決められました。
国際児童節の制定後、中国では積極的に児童の権利に関する規約において署名をし、今後未来を担っていく貴重な人財の保護に徹しました。
付随した法律なども次々と制定していき、中国児童発展企画綱要や中国児童安全健康成長計画の取り組みも行ってきました。
それ以来児童たちは受けられる教育や医療の整備がいきわたり、全面的な生活の向上に至ったとされています。

児童節の過ごし方

主に子供に向けた祝日なので、学校に通っている生徒のほとんどが休みとなります。14歳以下の子供には授業がなく、その代わりに各地でイベントが開催されるなどこの日を楽しみにしている児童も多いようです。
6月1日の翌日は、旧暦の5月5日にあたり端午節とされています。このため連休になる児童も多く、この間に児童のためにサービスをしている親もたくさんいます。
日本の子供の人は少し意味合いが変わってきますが、同じように自分の子供や、近所の子供の成長を願い、ゆったりと過ごすという面では似通っているかもしれません。
また、粽を食べるという文化は共通しているようで、中国でも各家庭の味を楽しむことができます。

商業的な効果

児童節は、子供に嬉しいサービスが盛りだくさんです。このイベントに紐づけたセールなども行われるほか、映画館や遊園地などの入場料が無料になったりと、このチャンスを活かして様々なレジャーを楽しむ人が年々増加しています。
また、家族そろって外食して団らんをはかるなど、家族サービスができる機関の一つとして多くの人が移動するため、商業的な効果も絶大です。
各業者が様々なイベントをもってこの期間を盛り上げようとしています。
もし中国に旅行などで行く機会があれば、是非この連休を狙っていくと物価も安い場合が有りますし、平日よりは少しお得な気分になれるかもしれません。

世界の子供のために

全世界共通で子供は宝です。今後の国を引っ張っていく存在になります。理不尽な理由で虐殺などがされる文化は決してあってはなりません。
1941年に当時の大人たちが未来の子供たちのために込めた願いをしっかりと現代に引き継ぎ実行していく為にも、児童節は大切な祝日と言えます。
お祭り騒ぎをして経済を回していくのももちろん大切ですが、本来の目的なども理解して過ごすのが重要と考えます。